初恋+one
顔を軽く横に振って、
にこっと笑った。
あかりは、少し首をかしげたけど
そのまま前を向きなおした。
こんな汚い感情
あかりにだって言えないよ・・・・・
また窓の外を見上げても、
やっぱり空は曇ってて。
やっぱりあたしと一緒だ・・・
そんな事を思っていると、また出た溜息。
あたしこれから、どうしたらいいの?
声に出さないこの感情は、
きっと誰にだって話せない。
あたし1人で抱え込んで、忘れて行くしかないのかな・・・・・・
そう思ったときにはまた溜息が漏れていた。