初恋+one
《気にしないで。
ラブラブ見ても大丈夫(´_`)》
そう返信して、
また枕に顔を埋める。
あかりコレ見て叫んでそー
そう思いながらニヤニヤしてると、
あかりからの返信。
《こっちこそ逢引の
邪魔してゴメンネ┐(´ー`)┌》
あかりが反撃してきた。
この返信でまたあのことを思い出す。
「ぎ、ぎゃぁぁぁぁ!!!」
枕を持って走り回って、
壁のあちこちを叩きまくる。
「乃亜! 何してんの!」
「うっせー! 乃亜あああ!」
「何やってんだよ!」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その日柊家には、
姉、兄、兄、乃亜の叫び声が木霊した。