初恋+one
わけがわからずあかりを見る。
授業をサボっているのはあたしで、
青木君は全く関係ないと思うんだけど・・・・
きょとんとしていると、
大きい溜息をついたあかり。
少し首を横に降ってから、
「呆れた・・・・・・」とまで言われてしまった。
何よぉう・・・・・・・・
「あのね! 貴大のペアは乃亜なの!
ペアがいなきゃ絵も書けないでしょーが」
言われてから思った。
しまったぁ、そうじゃん!
あたしなくして青木君はどうにも出来ないんじゃん!
あたし青木君に迷惑かけてんじゃーん!
なにやってんのよぅ・・・・・・
あたし1人が犠牲になればいいとか思ってたの誰よー
・・・・・・あたしだよー
頭を抱えて1人反省してると、
あたしの横にいたあかりが口を開く。
「最近なんで貴大のこと避けてんの?
前まで結構仲良くしてたじゃない」
その声はあたしを心配してるれてるのか、いつもより柔らかく、優しい声だった。
そんな声久しぶりに聞いたもんだから、
ついついあたしは胸の奥で決心した事を打ち明けた。