純粋な恋(短)

「ごめん、待った?」

「ううん、今来た所だょ。」

「そっか。で、今日はどこ
行きたいの?」

「遊園地に行きたいんだ。」

「ぅん、分かった。」

俺たちは近くの遊園地に
行った。乗り物を
乗りまくって最後に
観覧車に乗った。

「今日はいきなりごめんねっ
楽しかった。ありがとう」

「ううん、いいよ。
俺も楽しかったし。」

「―。お礼と言っては
何だけど…」

っと言っていきなり美波
の顔が近づいてきた。

ちゅっ―――。

俺は唖然としてしまった。
美波が…美波がキスを…。

「お疲れ様でーす。
お気をつけて降りて下さい。」

店員の声で我にかえる。

「今日は本当にありがとう。
お母さんが迎えにきて
くれてるから送らなくて
いいよ。じゃーねっ」

俺は何も言わず手を振る。

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