【短編】私はあなたの4番目。
道の真ん中、人通りもあるけど、構わず私は叫んだ。

感情が、言葉がコントロール出来ない。

「そんなに大事なの?私より…私より大事なんだ!」

「瑞希…。」

「私はっ…!」

私は…

「翔にとって、4番目だもんね…。」

私は翔の顔も見ずに必死に走った。

翔が何か言ってたけど、無視して走った。

走って、走って…。

息が上がって、もう走れなくって。

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