【短編】私はあなたの4番目。
ゆっくり、ゆっくり歩くけど…翔は追って来てはくれない。

だって私は…翔にとって4番目だもん…。

「瑞希!」

呼び声が、私の背に突き刺さる。
だけど、振り返ることもしない。

「お前は…やっぱり4番目だよ…。」

どうして追い討ちかけるようなこと言うんだろう。

そんなに私を傷つけたいの?

私は、歩みを止めなかった。

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