好きと嫌いの割合
亜美に急かされながらお昼を食べ終わり
何故か上機嫌な亜美と海斗の教室に続く廊下を歩く。
軽快な足取りで今すぐにでもスキップをしそうな亜美に?マークばかりが浮かぶ。
…亜美はなんでこんなに機嫌いいんだろう。
あたしが会いに行くのに
そんな事を思わせる亜美とは違い、
1歩1歩が重いあたしの歩き。
上機嫌な亜美は早く行きたいと言わんばかりに速度は速く、
一方のあたしはどんな顔して会えばいいんだろ、と考え込んでいて速度は遅い。
何度も亜美に置いていかれそうになる。
ーーーそのくせ心臓の音は1歩歩くごとに速度を増すんだ。