好きと嫌いの割合

亜美に急かされながらお昼を食べ終わり

何故か上機嫌な亜美と海斗の教室に続く廊下を歩く。

軽快な足取りで今すぐにでもスキップをしそうな亜美に?マークばかりが浮かぶ。


…亜美はなんでこんなに機嫌いいんだろう。

あたしが会いに行くのに


そんな事を思わせる亜美とは違い、

1歩1歩が重いあたしの歩き。


上機嫌な亜美は早く行きたいと言わんばかりに速度は速く、

一方のあたしはどんな顔して会えばいいんだろ、と考え込んでいて速度は遅い。


何度も亜美に置いていかれそうになる。



ーーーそのくせ心臓の音は1歩歩くごとに速度を増すんだ。


< 112 / 160 >

この作品をシェア

pagetop