好きと嫌いの割合

キッカケ



あたしは自意識過剰なことを想ってもいいのだろうか―?


“俺を意識してくれたってことでしょ?”

“他に誰がいんの?”


言葉がぐるぐる回る。


喜んでいいのかな?
嬉しがっていいのかな?

なんだか複雑な気分だ。



他の女の子にも言うんでしょ?


そう思うのに、胸の奥の鼓動がおさまらない。

むしろ、どんどん大きくなっていく。


接するごとに分からなくなるんだ。

海斗のことが・・・。




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