好きと嫌いの割合

「雅兄…離れてよ」


ガヤガヤ賑う繁華街。

そんなところに雅兄と2人。


「んー、なんで??」


「近すぎだから!」


呑気に返事する雅兄に一喝する。

肩が触れてるくらい近づいている雅兄に苛立ちを感じつつ、

雅兄から逃れようと残りの幅が少ない壁際に無理やり寄って行く。



―――が。

さりげなくまた寄ってくる雅兄にうんざりする。



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