好きと嫌いの割合

「な、なんでそんなこと亜美知ってんの?」


「なんでって、さっき電話来たもん。

 クラスの子が亜美どこーって聞いてきた」


「居場所教えてない…よね?」


引きつり笑顔で聞いたあたし。

もし、校門だなんて教えてたら…


「だいじょーぶ!

 学校内のどっかって言っといたから」


「さすが亜美だよーーー!

 ありがとー」


よし!

これでしばらくは時間稼げるから…


て、なんであたしがこんなのことになってんだああー!!

これも全部あいつが悪いんだよ!


「とりあえず行こ!亜美」


学校を出れば確実に安全だろうと思い亜美を急かす。


途中でカフェに寄ろうと言った亜美には申し訳ないが

さっさと帰らせてもらった。



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