好きと嫌いの割合
「夏帆…?」


海斗に視線を逸らされてから

さっきの動かなかった体はまるで嘘のようにすんなり動いた。


「…な、に?」


でも…重力にも負けちゃいそうなくらい――体も心も重い。


「なにって…夏帆が呼んだんじゃん。」


「あ…そっか。ごめん、言うこと忘れた」


しっかりしてよ、と大げさに溜息を吐きながら言う亜美の声が遠くに聞こえるのは気のせい?

そう思えるくらいに頭が回らない。


たった1回。

視線を逸らされたくらいで



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