好きと嫌いの割合
男子だけが慌ただしく準備する中
時間は刻々と過ぎ、
花春祭は明日となった――
前日ともあり、授業は午前で終わり
最終準備をするべく
ついにあたし達女子も準備に参加。
って、言っても
「この服、超~かわいー!!」
「これ、似合うんじゃない?」
「キャー人形みたい!!」
―ただ衣装を試着するだけ。
準備じゃないじゃん!
「おっと、わりぃ」
「あ、こっちこそごめん」
あたしにぶつかったのは
大きな段ボールを抱えてる男子生徒。
…なんか罪悪感でてきたよ。