好きと嫌いの割合
亜美のことだから着ていかないと
今度は無理やり着せられることに…。
どっちにしても着ることになる運命・・
な、わけなんで。
「じゃじゃーん!」
やけになったあたしは効果音までつけて
試着室から登場してやりましたっ!!
「夏帆かわいー!!」
「ぐわあ!
お、重いーー」
かけ声とともにダイビングした亜美は
「んじゃあ、お客さん来てるから
れっつごー!」
そうあたしの体を教室のドアの方へと押す。
てか、
「誰なの、客って?」
「んー、あの人。」
にこにこ笑ってる亜美の視線の先を見ると
・・・ぐげっ。