好きと嫌いの割合
海斗のことを話そうと亜美に助けを求めたが
「夏帆のばかー!!
今、佐賀くんといいとこなの!」
邪魔しちゃった・・?
でも、そんな雰囲気には見えなかったのになあ~
って、言うと怒られるから秘密で。
「ホストカフェとかって
ペアで入らなくていいの??」
とりあえず聞きたいことを聞いてみた。
「あぁ、メイドカフェとかもあって、
どっちかがそういうとこ行く場合は、ピン券って言って
1人でも参加できるようになってんだよ?」
こんなの当たり前、って感じでスラスラと喋る亜美。
な~んだ、そっか。
「ちなみに、その券を使ってペアの人と別行動したり
途中でペアを変える人もいるんだよねぇ」
「え!そんなんいいの?」
「いや、だめだけど。
ルール守る人なんてそんなにいないよ~」
アハハと笑う亜美につられて笑うあたしは
亜美の「あ!」という声に驚き、
首を傾げた。