好きと嫌いの割合

海斗は「えー…と。」と

少し考える素振りをしてから言う。


「これは、食堂から出れる中庭で

やってるのだと思うんだけど。」


「中庭…?」


「うん、そろそろ時間だし」



時間?

なんかのイベントなんでしょ?



…考えれば考えるほどわかんなくなる。



「とりあえず、行ってみよう!」



海斗が二ヤッと笑ってたのは見間違い?




あたし達はさっきよりもペースをあげて

食堂に向かった。




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