好きと嫌いの割合

昨日、亜美が言ってたようなこと…かな?


「んでさ、どこいく?」


海斗が顔を傾け、聞いてくる。


「んー、どこでもいいよ」


「じゃさ、3ー3と2ー1と2ー3のとことーーー…」


「って、ちょっと待った!」


あまりの勢いに一旦止めにはいると

キョトンとした顔をする海斗。


「へっ!?なに?」


「多すぎだから!

ゆっくり回ろ?」


「もちろん、そのつもり」


そう、ニコッと笑う海斗。


…本当だろうか?


「俺、1ー4と5は絶対行きてぇ」


直人も参戦なんて、

すっごく不安なんですけど‥。




< 84 / 160 >

この作品をシェア

pagetop