RIRIA
「まぁ、誰かに言ったりしねぇから、安心しなよ」
「信用出来るものか」
「じゃあ、そうだな……これやる」
ゼンはポケットから、懐中時計を出し、リアに渡した。
随分古い物で、青に、緑の石が散りばめられていた。
「海賊の、頭の証。俺にとっちゃ命より大事なもんだよ」
「……これを私にどうしろと……」
「あんたがこれを持ってる間は絶対にあんたの秘密を誰かに口外しない。その代わりにこうしてあんたに時々会いに来るけどな。」
リアが返事に困っているまま、ゼンは強引にそれを押し付けて行ってしまった。
ずるずると壁にもたれるようにして、リアはその場に座り込んだ。
「……なんなんだ……一体……」
と、小さく呟いて時計を握りしめた。
「信用出来るものか」
「じゃあ、そうだな……これやる」
ゼンはポケットから、懐中時計を出し、リアに渡した。
随分古い物で、青に、緑の石が散りばめられていた。
「海賊の、頭の証。俺にとっちゃ命より大事なもんだよ」
「……これを私にどうしろと……」
「あんたがこれを持ってる間は絶対にあんたの秘密を誰かに口外しない。その代わりにこうしてあんたに時々会いに来るけどな。」
リアが返事に困っているまま、ゼンは強引にそれを押し付けて行ってしまった。
ずるずると壁にもたれるようにして、リアはその場に座り込んだ。
「……なんなんだ……一体……」
と、小さく呟いて時計を握りしめた。