やきもち


あー…
しつこいな。

私は気が
長い方でもなく
だんだんと
麗美たちの
言うことに
いらいらしてきた。


「ねー。
もうそろそろ
教室戻っても
いいかな?」


私はいらいらを
抑えるようにして
言った。


「あっ、一つ
言い忘れ。
聞きたいー?」


「あーもっ!
さっさと言えば?」


あたしは、
面倒になって
そう答えた。
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