やきもち



「柚ー?空と
帰らないの?」

そう言う私の親友、智。
智は、すっごく美人。
そのうえ優しい。
軽く毒舌なとこ
あったりなかったり…
とにかくいい人なのです。



「だって…女の子と
話してるじゃん…」


「あれ〜?
柚、気にしないんじゃ
なかったっけ?」


「別に…
気にしてないし!!」


「柚ー…
素直になりなー?!
空に言えばいいじゃん!
ほらーあたしが
呼んであげるから!」


そう言って、智は
叫ぶ態勢をとる。


「ちょっ…
智っ!いいって。」


そんな私の声も、
聞こえてないのか、
智は…


「空〜っっ!
ちょっと来いっ!!」

叫んだ…

はぁぁー。
私はため息をついた。
智は、言っても
きかないからな…




< 2 / 21 >

この作品をシェア

pagetop