サイテー彼氏

「おらぁ！おらぁ！！おらぁ！！」

「つっ・・・・・・」

「早く別れるって言えよ！！」

　女子が私を殴りながら喋る

「私は絶対に言わない！！」

「ムカつくわね！ちょっと近くの自販機で水買って来て！」

　私を殴ってる女子が他の女子に言う

「分かったわ！」

　言われた女子は買いに行く

「買って来たよ！」

　女子が戻って来て渡す

「ありがとう、これでも喰らいな！」

　水を私の頭からかける

「冷たい！」

「早く別れるって言いなよ！おらぁ！！」

　私のお腹をグーで殴る

「痛い」

「ちょっと！あんた達！何してるのよ！！」

　突然声が聞こえる

「誰だよ！！お前！！」

「私はそこに居るアリスの友達だよ！！」

「ああ？こいつは雪也君と付き合ってる魔女だよ！！消えろ！！」

　美羽子の言葉に私を殴ってた女子が声を荒げて返す

「ああそう、消えても良いわよ？」

「なら行けよ！痛い目見たくないだろ？」

「そうね、でも警察呼んどいたからあんた達捕まるわよ！」

「くそっ！行くよ！！」

　女子たちは消える

「アリス大丈夫！？」

　美羽子が駆け寄る

「み、美羽子？」

「ボロボロじゃない！もう！」

「ありがとう」

「ほらっ！肩貸すから帰ろう」

「うん、ありがとう」

　私は美羽子に支えられながら歩き出す

「おい！！」

「あっ！雪也君！！」

　美羽子が言う

「どうしたんだ！！」

　雪也が慌てて駆け寄る