サイテー彼氏
「大丈夫、ちょっと転んだだけ」

「何言ってるの!!さっきファンの子に別れろって暴力振るわれてたのよ!」

「本当か!?」

「転んだだけよ」

「そう、私が通りかからなかったら危なかった」

「そうか、今度ドラマの役の為にウォーキングしてたら見えたからよ」

「じゃあアリスを家までお願いして良い?」

「すまない、連れて行きたいんだけどこの後事務所に行かなきゃいけないんだ」

「そう、じゃあ私が連れて行くね」

「ああ、頼む!美羽子!」

「うん、さっ!アリス行こう」

「・・・・・・・・」

 二人はその場から離れる

「美羽子!何で雪也に言ったの?私心配させたくなかった!!」

 私は怒鳴る

「こんな事何時までも続いたらアリスが持たないよ!!」

「でもっ!」

「でもじゃない!!」

「・・・・・・・」

 私は美羽子の強い言葉に言葉を返せないでいた

「良い!!あんたがこんな目にあ遭って黙ってて雪也君が喜ぶと思うの!!」

「・・・・・・・・」

「雪也君は貴方の彼氏でしょ!!」

「・・・・・・・・」

「さっ、着いたよ」

「ありがとう」


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