サイテー彼氏
「海かぁ、雪也とよく行きますよ」

「ふぅん、そうなんだ」

 エミュエルは悲しそうな顔をする

「さぁ、高速に乗るよ」

「はい」

「料金は300円になります」

 料金所の人が言う

「はい」

 エミュエルは料金を払いバイクを走らせる

「安全運転なんですね」

「ああ、僕はいつもこんな感じだよ」

「雪也は運転荒くて困ってますよ」

「そうなの?あいつ飛ばすの好きだからね、さっ!降りるよ」

 そう言うとエミュエルは高速を降りる

「あっ、この出口降りて雪也とこの近くの海に行くんですよ」

「へぇ~、此処の海に来るんだ?」

「はい」

「此処なら近くて良いもんね」

「はい」

「そうか、さぁ着くよ」

 バイクは海の前で停まる

「さぁ行こう」

「はい、エミュエル様と二人きりで海に居るなんて光栄です」

「そう?ありがとう」

 二人は砂浜の近くにある草の生えてる所まで歩き出す

「座ろうか?」

「はい」

 エミュエルの言葉で二人は草の上に座る


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