サイテー彼氏
「初めまして、今日は宜しくお願いします」

 雪也が話す

「最近人気急上昇だね」

「はい、ありがとうございます」

 雪也は司会者の言葉に返す

「来月の30日にニューシングル永遠に君に~が出るね」

「はい、これは俺たちバンドの自信作です」

「今回は何かピアノが入ってるみたいだね?」

「はい、僕が弾けないながら作りました、後ラップにも挑戦しています」

「ほぉ~、では1月30日に発売される永遠に君に~をフルでお聞き下さい」

 雪也のバンドが演奏を始める

「神様~お願い♪」

 そして撮影は終わり私は雪也に近寄る

「お疲れ様♪良い曲だね♪歌詞は悲しいけど」

「もしアリスと別れたら、死んじゃったらって思ったら出来た歌詞だ」

「そうなんだ、でも別れないしお婆ちゃんになるまで死なないから平気だよ♪」

 私は笑って雪也に返す

「そうだな、お前には後でCDやるよ」

「本当?」

「ああ、サイン付けてやるよ」

「本人居るからサインは要らないけどね」

「ふふ、さぁ帰るぞ」

 私達は楽屋に戻り帰る、そして次の日

「ふぁ~~~~あ、やっとお昼だ」

 私はあくびをする

「姫野アリス!ちょっと顔貸しな」

 雪也ファンクラブの女子が三人私に廊下から声を掛ける






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