サイテー彼氏
 次の日のお昼結城は女子に囲まれている

「今日も屋上行くよ!」

 美羽子は結城を連れて屋上に行く

「ありがとういつもいつも」

「明日からすぐに屋上に来なさい!」

「うん、そうする、美羽子ちゃん来てくれる?」

「私はいつも此処に居るよ♪」

 結城の言葉に顔を赤くしながら言う美羽子

「ありがとう、アリスは雪也と居るし幸一は無理だし頼れるのは
 美羽子ちゃんだけだよ♪」

 結城が笑顔で言う

「ちょっ!そんな頼りになるだなんて」

 美羽子は結城の言葉に顔を赤くする

「どうしたの?顔が赤いよ?」

「な、何でもない!!教室に戻ろう!!」

 美羽子はそう言うと二人で教室に帰る、それから結城と美羽子は屋上で
 一緒にご飯を食べるのが毎日の日課になった

「昨日も結城君と一緒に屋上に行ったの?」

 残り少ない昼休みに私は美羽子に聞く

「う、うん」

 美羽子は顔を赤くして言う

「そろそろ休みに遊びに誘ったりしたら?」

「えっ!!そ、そんな!!私達はまだそう言う関係じゃあ!!」

 美羽子が私の言葉に慌てる

「ぷ、小学生の恋じゃないんだから遊びに行く位普通でしょ?」

「う、まぁそうだけど」

「なら明日の休み誘っちゃいなよ♪黒板の方に居るからさ」

「ちょっと聞いてみる」

 そう言うと美羽子は教室の黒板の方で友達と話してる結城の方に行く

「あ、あの結城」

 美羽子は震えた声で結城に話しかける

「どうしたの美羽子ちゃん?」

 笑顔で答える結城




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