サイテー彼氏
「はあ、疲れた」    

「あんた登校したばっかりで何言うの?」       

 美羽子が呆れた顔で言う

「だってあのサイテー男のせいで!!」        

「私に彼氏の愚痴こぼさない」           

「彼氏じゃないわよ!好きなら攻めれば良いじゃない」

 口調を荒くして友人に言う私

「人の男に手を出すほど悪い女の子じゃありませんのよ」

 美羽子が冷やかす   

「だからあいつは!」    

「まあサイテーな所もあるだろうけどもっと良く知ってそして判断
 しなさい雪也君が可愛そうよ」  

「あんなサイテー男!」   

「だからもっと良く知りなさい!」

 私の反論に声を荒げて言う美羽子          

「はい」        

「よろしい!」       

「今日は隣のクラスと体育合同だよね?」       

「そうだよ雪也君に会えるよアリス♪」      

「会えるって何よ!」    

 私は顔が赤くなる   

「顔が赤いよアリス?」   

「冷やかさないで!」

 美羽子の言葉に動揺する私





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