サイテー彼氏
 美羽子が学校を休んで4日目の夕方私は美羽子に呼ばれて相談に乗る事になった

「大丈夫美羽子?」

 公園のブランコに座り言う私

「うん、でも自信無くしちゃったな私」

 美羽子は悲しげに言う

「頑張りなよ」

「うん、でも周りにはファンが沢山居るし私じゃあ太刀打ち出来ないし
 入る隙間が無いもの」

「何を弱気になってるの!!ファンはファン!恋は恋!!
 美羽子が言ったんじゃん!」

「まぁそうだけどさ」

「なら頑張るの!!分かった?」

「うん」

 美羽子は元気の無い返事をする

「あ~あ、一般人はやっぱり芸能人に恋しちゃいけないのかな?」

「何言ってるの!!いけない訳無いでしょ!!それじゃあ
 雪也ファンと同じ考えになっちゃうよ!!」

「だって、あんなにファンから言われたらそう思っちゃうよ」

「負けちゃ駄目だよ美羽子!!私は付き合ってから色々あったけど
 負けずに此処まで来たよ!これからも私は負けない!」

「良いねアリスは強くて」

「好きなら何があっても貫き通さなきゃ!!それが浮気じゃない限りね」

「そっか、じゃあ私は弱いんだね、今日は話し聞いてくれてありがとう
 お陰で少しスッキリしたよ♪」

「私達親友でしょ♪また何かあったら連絡してね♪」

「うん、ありがとう」

 私は話が終わり美羽子と別れる
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