サイテー彼氏
 次の日の昼休み

「今日も美羽子ちゃん来なかった」

「毎日毎日そんなに気にしたって仕方ないよ」

「でもさ、僕がいけないんだし、それに居ないと寂しいし
 お昼も居ないから何か寂しいし居ないと落ち着かないし
 このままずっと来なかったらどうしよう」

 机にふせって話す結城

「結城君真剣に悩んでるんだね」

「当たり前だよ、もうどうしたら良いんだろう?」

「結城君!!お話しましょ♪あの邪魔な女も居ない事ですし」

 他のクラスの女子達が入って来る

「ああ?君達か?僕と喋りたかったら美羽子ちゃんに
 謝ってからにしてね、じゃなかったら話す事何も無いから」

 結城は女子達を睨みつけて言う

「あんな女の何処が良いの結城君?隣の席だからって
 調子乗っちゃって!結城君もそう思わない?」

「ああ、確かにそうだね」

「でしょ?」

「確かに調子乗ってるよ君達は!美羽子ちゃんに罵声を浴びせて
 そのせいで学校来なくなったんだよ?調子乗ってるのはどっちかな?」

「わ、私達は結城君のファンなの、それなのにあの女は」

「僕の大事な友達の事君達にとやかく言われたくないよ!
 いくらファンでも本気で怒るよ?」

「結城君そんなにあの女が良いの?」

「良いのって幼馴染だし友達だからね、君達よりは100倍マシだよ」

「し、信じられない、あんな女が良いなんて!!」



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