サイテー彼氏
「たとえ美羽子ちゃんがブスだったとしてもサイテーな事を
 する君達よりかは100倍も可愛いよ、君達の方が容姿が
 可愛かったとしてもね」

「もう授業が始まるから帰ってね、残りの10分寝たいから」

 そう言うと結城は寝だす

「い、行こう」

 女子達は出て行く

「あの子達消えた?」

 結城は顔を上げて私に聞く

「うん、結城君美羽子の為にあそこまで言ってくれてありがとう」

「友達を悪く言う奴は誰でも許せないじゃん?」

「そうだね♪」

 次の週美羽子は学校に登校して来た

「おはようアリス」

「あっ!おはよう♪」

 教室に居ると美羽子が登校して来て私に挨拶する

「今までごめんね」

「ううん、良いよ、それよりもう平気なの?」

「う、うん、私今日結城君に告白しようと思うの」

「えっ?」

「今日告白してはっきりさせようと思うの」

「そう、頑張って♪」

 私は美羽子の決心に笑顔で応援する
 そして昼休み

「あんた懲りずにまた学校に来たのね!!」

「この前あれだけ言ったのにまだ懲りないの!!」

 女子達が昼休みの廊下で食事から帰って来た美羽子に罵声を浴びせる

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