サイテー彼氏

雪也の事故

「今日は洋服とか買ってくれてありがとう雪也♪」

　とある休日に私と雪也は街に居る

「お礼なんて良いさ！俺はお前の彼氏だからな♪」

　雪也が笑いながら言う

「笑った顔凄くかっこ良い」

　私は顔を赤くしながら言う

「そんな事言われたら恥ずかしいじゃんかよ！」

　雪也も顔を赤くして言う

「ふふ、さぁ、次は何処に行く？」

　私は雪也に言う

「そうだな？飯でも食いに行くか！勿論俺のおごりでな！何でも良いぜ！」

　雪也は自慢げに言う

「本当！？」

「ああ」

「わ～～～い」

　私は喜ぶ

「そんなに嬉しいかよ？」

「うん♪きゃっ！！」

　私はいきなり誰かに歩道から車道に突き飛ばされる

「ビー！ビー！」

　目の前に大きなトラックが居てクラクションを鳴らしながら急ブレーキを掛ける

「きゃ～～～～～～！！」

　私は驚き動けないで居る

「アリス！！ぐわっ！」

「ドーン」

　雪也が私をかばってトラックにはねられて大量の血を流し動かない

「つっ！あっ！雪也！！雪也！！雪也～～～～～～～！！！」

　私は状況を把握して雪也に駆け寄り必死に名前を呼ぶ

「起きてよ！！起きてよ！！誰か！！救急車を！！救急車を！！」

　私は必死に叫ぶ

「雪也君はお前のせいで事故に遭ったんだ！！お前と付き合ってなかったら！！
　私達ファンから雪也君を取った泥棒猫！！あんたは雪也君を不幸にするだけ
　じゃない！！あんたなんか私が突き飛ばした時に死ねば良かったのよ！！」

　いきなりファンが現れて私に言う

「貴方が私を突き飛ばしたのね！！」

　私は怒り言う

「そうだよ！！記者会見まで開いても心良く思わないファンは沢山居るんだよ！！
　この泥棒猫のクソ女！！あんたなんか死ねば良いのよ！！」

「貴方サイテーね！！いけない！！電話電話！！すみません！！救急車お願いします」

　私は救急車を呼ぶ