サイテー彼氏
雪也との約束
「そして月日は流れて高校の卒業式

「今日で高校卒業だね」

 美羽子が泣きながら言う

「何で泣いてるのよ?何時でも会えるじゃん」

「そうじゃなくて高校生じゃなくなるんだよ?」

「まぁね」

 美羽子の言葉に少し寂しくなる私

「美羽子進路はどうするの?」

「私?親の会社で働くんだ」

「お金持ちだから自分の家の会社で働きなさい!とか言うドラマみたいなあれ?」

「ううん、親はやりたい事しなさいって言ってるけどまだ見つからないから
 家の会社で働いてやりたい事見つけるの」

「そうなんだ♪愛するダーリンとは結婚しないの?」

「えっ!!どうだろう?」

 美羽子は顔が赤くなる

「せっかく付き合ってるんだから結婚しちゃいなよ♪好きなんでしょ」

「うん」

 美羽子が顔を赤くしながら頷く

「結城君芸能人だから生活には困らないよ」

「生活なんて良いの♪幸せなら」

「そうか♪」

「ごめんね美羽子!ファンに囲まれて大変だったよ!」

 結城が走って現れる

「遅い!」

「ごめんごめん」

「さぁ行こう、じゃあごめんねアリス」

 結城が言う

「うん」

 アリスがそう言うと結城と美羽子は去る

「さぁ帰るぞ!」

 雪也が現れて言う

「あっ!雪也!」

 雪也に気付き言う

「帰りたいんだけどまだお母さん達が来てないんだよ」

「そうか、じゃあ此処で待ってるか」

「うん♪雪也の両親は?」

「ああ、気を使って帰ってくれたよ」

「気を使って?」

「ああ、どうせアリスと二人きりになるだろうとか言って帰ってくれたよ」

「ええ?まだ挨拶して無かったのに!」

「まぁまた日を改めて行けば良いさ」

「うん」

「ごめんねアリス!!」

 お母さんとお父さんが来てお母さんが謝る

「ううん」

 私はそれに返す

「こんにちは」

 雪也が挨拶する
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