サイテー彼氏
「あなた!手加減しなかったでしょ?」

「アリスを持って行くんだ!手を抜いてられるか!」

「もう」

「やっほ~~アリス」

 突然美羽子が入って来る

「美羽子?」

「おめでとう雪也にアリス♪」

「サンキューな美羽子」

「良いのよ!」

「やっと約束が果たせた」

「もう手伝わないからね?」

「何の話?」

 美羽子と雪也の話に突っ込む私

「実はね、私雪也に頼まれてたんだ、アリスとの仲を上手く行くようにね」

「ええ!!そうなの?」

 私は驚く

「そうよ」

「じゃあ全部嘘だったの?」

「そうよ」

「じゃあファンってのも?」

「そ、そうよ」

「うわぁぁぁぁぁん!」

 幼稚園の砂場で泣く雪也

「もう何泣いてるのよ!!私が守ってあげるから私と付き合いなさい!!
 雪也が好きなの!!」

「ごめん、僕アリスちゃんが好きなの」

「ファンでも何でもないんだから!!」

 子供の頃の雪也の一言が重く圧し掛かり美羽子は部屋を出て行く

「美羽子どうしたんだろう?」





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