サイテー彼氏
 ほんの少し前に私は美羽子に相談していた

「あいつ本当に何とかならないかしら?」

「前も言ったでしょ?もう少し見てから判断しなさいって」

「うん」

「良い所も幾つかあったんでしょ?」

「うん」

「ならもっと見なさい!」

「うん」

 正論を言う美羽子の言葉に頷くしか出来なかった

「おい!?おい!?」

「えっ?」

 私は急に呼ばれて我に返る

「もうすぐ着く」

「うん」

 私は色々考えていた

「着いたぞ!!」

 私が考えてる内に目的に地に着いたみたいだった

「自販機の前?」

「ああ、此処に止めてジュースを買ってからあの階段を上がる」

 雪也の指差す方向に階段が見える

「何が良い?好きなのを押せ」

 雪也は自販機にお金を入れて私に話しかける

「じゃあ紅茶♪」

 私は紅茶のボタンを押す
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