サイテー彼氏
「そうか?眠いから俺は寝る、一応だがトイレは部屋出て右の一番奥な」

「うん」

「のど乾いたら下に母さんか父さんが居るから遠慮なく言え」

「うん」

「誰も居なかったら勝手に冷蔵庫から何か取って飲め」

「勝手に良いの?」

「良いさ、俺の友達はいつも勝手にやってる」

「私はあんたの友達とは違う!」

「なら母さんに言っておくよ」

 携帯で電話する

「母さん?アリスがのど乾いたら下に行くから何かあげて!後誰も居なかったら
 勝手に冷蔵庫から何か飲むから」

「うん分ったわ」

 母が電話越しに答える

「アリスが勝手にはまずいとか言うからさ」

「自分の家のようにして良いって伝えといて」

「スピーカーにしてるから聞こえてるよ、んじゃ」

 雪也は電話を切る

「だってよ」

「良いのかな?」

「良いんだ、じゃあ寝る」

「雪也はベッドに入る」

「お前も来いよ」

「うん」

「私はベッドに入る」

「ふかふかで気持ち良い♪」

「そうか?」
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