サイテー彼氏
「えっ?あっ」

 私は顔が赤くなる

「ふふふ♪可愛い♪朝はレストランから招いたシェフのフレンチよ」

「レストランっていつもの?」

「そうよ」

「やった!あそこマジ好きだからな!さっ、食べよう♪」

 雪也がテーブルに向う

 私も向う

「わ~~~~!!何これ!!豪華すぎる!!私こんなのテレビでしか見たこと無い!!」

「アリスちゃんが来てるから特別にいつも行くレストランからシェフを呼んだの」

「気を使わなくて宜しかったのに」

「フフフ」

「お早う」

「父さん久しぶり」

 雪也の父が2階から降りて来る

「おお、雪也か?そちらは?」

「俺の女」

「だから違うって!」

「そうか、初めまして!雪也の父だ」

「あっ!初めまして!テレビで見てます、お二人共33歳なんて若いですよね」

「ああ、芸能界に入る前に雪也を産んだからな」

「産んだのは私よ」

「突っ込むなよそこ」

「14の時に妊娠して15で産んでそれから芸能界デビューしたの♪」

「色々大変でしたね」

「そうよ、さっ!冷めない内に食べましょ♪」

 席につく雪也母と父

 私も席につく

「こういうのって何から手付けて良いか分らないよ」
< 47 / 201 >

この作品をシェア

pagetop