サイテー彼氏
サイテー男に振り回される日々
「お早うアリス♪昨日はどうだった?」       

 下駄箱前で興味津々に聞いてくる美羽子          

「サイテー!いきなりキスをしてきたんだよ!!」  

「キス!?雪也君と!?羨ましいな」      

「サイテーよ!芸能人だからって何様のつもり!」   

 私は怒鳴る       

「おい!」         

「ひっ!」         

 私は後ろから声がして驚く

「昨日は何で帰った?」   

 そこには雪也が居る

「私が何で帰ったかも分からないの?バカじゃないの?私と付き合いたい
 なら原因考えて変わる事ね!そして私を惚れさせれば付き合えるよ!」     

「お前は俺の彼女だ!俺が彼女だ!って言ったら彼女だ!」           

「サイテー!」       

 怒鳴り教室に走り去る私 

「昼に行くからな!教室に居ろよ!俺が居ろと言ったら居るんだ!」       

「あっ!待ってよ!」   

 走り去る私を見て慌てて後を追う美羽子
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