サイテー彼氏
「あ~、3年C組の姫野アリスさん!至急体育館裏に来て下さい」

 いきなり放送がかかりびっくりする私      

「誰?いきなり?」     

「呼ばれてるよ?行きな?」 

「誰だか分からないから嫌だよ」

 私は拒む          

「3年C組の姫野アリスさん!大至急!今すぐ体育館裏に来て下さい」     

 また放送がかかり私はイラついてきた     

「誰よ!!まったく!」   

「あっ!雪也君だ!!放送雪也君よ!」        

「えっ!行きたくないよ」

「行かなきゃ来るまで呼ばれるよ?恥ずかしいよ?」

 美羽子は少し笑いながら言う  

「もうムカつく!行って来る」           

「楽しんで来てね♪私は教室に戻ってるから」   

 美羽子が笑いながら冷やかす

「変な事言わないで!」  

 私は怒る

「冗談冗談」      

 と笑いながら話す

 残り少ない昼休みに屋上から体育館裏に向かう私

「成功成功、後は頑張りな」

 屋上で独り言を言う美羽子 

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