サクラ咲く頃に
キーンコーンカーンコーン





昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。





「それじゃ、またね。裕樹くん」






すっかり裕樹くんの虜になってしまった千尋。






「あっ!千尋待ってよー」





私が走って千尋の後を行こうと思ったとき





裕樹くんに手首をつかまれた。
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