サクラ咲く頃に
「良いけど……どうかした?」





「伊勢さんが、早くメールしたいらしくって……。ごめんね。夕」






「ううん。私は良いの。ねぇ、やっぱり伊勢さんって、裕樹くんのこと好きなの?」








「うん……。そうみたい」





楓は申し訳なさそうに言った。





「……そっか。そうだよね。伊勢さん可愛いし。裕樹くんも喜ぶよ、きっと」
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