サクラ咲く頃に
「それじゃーね。」





私は、この悲しい顔を楓に見られたくなくて






早々と歩き始めた。






どうしてだろう……。






裕樹くんとは幼稚園児代の良き友達として付き合っていこうと






思っていたのに






どうして体は、こんなにも矛盾しているんだろう。
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