サクラ咲く頃に
裕樹くんは、言ったと同時に





私を抱きしめた。






背の低い私は、背の高い裕樹くんにスッポリはまった。






「昨日夕が、伊勢に俺のメルアド教えて良い?って聞いたとき、正直すげぇショックだった」







「……ごめんね」







「でも俺は、どんなに可愛い子を見たとしても、夕以外考えられない。」
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