暴走☆執事と炸裂ラヴァーデイス
「て……、っ天使?」
何故だろう。
アリエナイ。
普段だったら、絶対関わらない。
……そう思うのに。
「ウチで、働きますか」
宏海の口をついて出た言葉は、それで。
みやびはぱあっと顔を輝かせた。
「働く働くっ! 是非ぜひあなたにお仕えさせてくださいっ!」
こんな……キラキラオーラを放たれたら、断れない……。
タバコは諦めるか。
宏海はため息をついた。
「では、ご一緒に」
「ありがとうございます!」
ニコッと笑った顔は意外と可愛くて。
不覚にもドキッとしたのを誤魔化すように、宏海は足を速めた。
みやびはその後を、引きずられるようについていく。