still…。

中学⇔早春


~♪~♪~♪~
チャイムがなった。

私のクラスは1年2組だった。
そろそろ入学式が始まる。

ガラガラッ
「みんな準備できた~?緊張しているかもしれないけどリラックスしてね。連絡事項いっとくよ~??式が終わったら学活。そのとき自己紹介とか席替えとか掃除場所きめたりするらしいから。わかったら起ぃ~立。」

ガタガタッ

礼~!

着席~!

ガタガタッ


先生はそう言って忙しそうに教室を出て行った。


担任の先生は青木先生だった。青木先生はスラッとしてて、髪は巻き髪で、綺麗って字がよく似合う先生だと思う。


「ねえ②!なな!担任の先生おんなの先生で良かったね!!」

そういってまず最初に話しかけてきたのは小学校のころから友達の夏美だった。

『うん!良かったよ~!まぢ焦った!!てか緊張しない??ななめっちゃ緊張するんだけど~。』

「やっぱり??なつも~!!☆てかさあ!!同じクラスに三波くんいるよ~///めっちゃラッキーじゃん☆」
なつは照れながらそう言った。
三波くんって…あの背の高くて頭ツンツンでいっつも女子と遊んでるっていう…あの三波くん。
なつには悪いけど私は興味ない。

『ラッキー…だねっ?あははっ…』
私は苦笑いをしてしまった。

だってあの人みててむかつくんだもん。
むかつくっていうかイライラする。
女子のみんなに聞きたい。
あいつのどこがそんなにいいの???

ただのタラシじゃん。
私にはそうしか見えない。
まぁそりゃ顔はいいけどさ。

なんか憎むに憎めない存在というか…。なんなんだろ。



そして式が始まった。
校長先生の話しは意外にも一言で終わった。小学校より中学校のほうが厳しいって思ってたけど全然そんなの関係なかった。
今まで緊張していたのが嘘みたい。




ザワザワザワッ

式が終わったら急にみんな喋りだした。やっぱりみんな緊張がほぐれたのかな??

そして学活。
私は最初一番前の右端だった。まぁ名字が「あ」から始まるからなんだけど。

だから後ろにいきたいと思ってたから席替えはすごく楽しみ☆
私の願いはただひとつ。

三波くんと同じ席になりませんよ~にッ!!


< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop