still…。
友達⇔恋愛
給食を速やかに食べ終わり、あっというまに掃除の時間になった。
あたしは逃げたかったけど、サボったら先生に目をつけられそうで嫌だったから早めに掃除場所へ行った。
あたし達の掃除場所は非常階段だった…。
人はもちろんいない。
室内にあるんだけど、窓があって、開放感があって…すごい心地よかった。
ロッカーにあるほうきを取ろうとして開けた瞬間…
バラバラバラバラっ
がたんッッ
頭にものすごい痛みがはしった。
あたしは思わず座ってしまった。
どうやら長年つかってなかったらしく、ホコリもすごい…。
『けほッ…な…に?…いたいよぉ…(泣)』
「どした?!」
『三波…潤???』
ホコリが舞っていてみえない。
「なんでフルネームなんだよ!(笑)しかも…おまえそのロッカー…普段使わねえんだって!!先生言ってたろ~??理科室の借りて使うって!。」
『けほッ……そうなの…??』
「しかもあんたさあ。ずっとぼ~っとしてたっしょ??先生睨んでたよ??笑」
なんなのよ…。そこまでみてんの?!これから気を付けなきゃ…。つか性格めちゃ悪いじゃん。
「ほら~立てんの??ホコリまみれじゃん皆理科室いるから行こうぜ!!」
手を差し伸べてきた…。
でもあたしは…。
『いいっ!!ひとりで立てるもん!!お嬢様じゃあるまいし。ホコリは被りたくて被ったんじゃないの!!もう…ほっといてよ。』
戦闘体制まるだし…。
「あ、そう。ならいいけど☆」
ここまで言ったのに。
あいつは何ごともなかったかのように平然としてられるんだね…。
やっぱり慣れてるのかな??
タラシだもんね。
そりゃそうだ。
なんでだろ。
ますますむかつく。