【詩集】ナグリガキ
ところで
もともと
君と僕の間柄は大層なもんでもなく
たまたま
電車とかで会うことが多いだけの仲で
べつに
どうこうなりたいとは思わないけれど
何となく
そんな日は一人で思い出し笑いをしてみたり
それなのに
君が誰かと知らない男と歩いている所を見ると
あっさり
どうでもいいやなんて強がってみたりして
それでも
こんなにも心が落ち着かないのは
やっぱり
君を好きだからなんだと思う