wolf world 迷い込んだ子羊ちゃん









「お前、1人姫を攫って抜け駆けか?」



「ちげーし」



「そうだよ!!響君。
ただ朝何回も助けてもらったお礼言ってただけ」



「ふーん。
確かに桃学の姫はナンパ野郎に気ぃつけねーとな」




響が来てくれて話しが続くようになったのはいいけど





“姫”ってなんだよ“姫”って!!




「おい。響。
心優は姫と言うよりは世間知らずの“子羊”だろ」




「確かに心優は姫より狼の森に入ってきた子羊だな
まぁ、俺は姫って呼ぶけど」





「あっ!!」




急に叫びやがって羊めなんの様だ!?

(↑自分の中で羊に命名)



「姫。どうした?」


「授業・・・
忘れてたぁぁ」


「別にいいだろ」


「よくないの!!」


「姫。授業と言っても毎日たいした事してねーよ」


「それでも授業は大事なの!!
早くいこっ」



という事で俺達は嫌々羊に連れられ教室に向かった。







ってか、羊に命令される狼って聞いたことねーぞ






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