wolf world 迷い込んだ子羊ちゃん








~1年前の夏:瑛太中3~







「瑛太っ!!一緒に帰ろ」


「おう
じゃあな響」


「じゃあな!!
ラブラブしとけよ」


「あぁ!?」
「瑛太ストップ!!
すぐにそういう事言わないの
じゃあね響!!」




美桜は明るく響にそう言い俺の腕を引っ張って校門を出た。









「まさか、瑛太があたしの事好きなんて思って無かったよ」


「うるせぇ」


「照れてるし
後、睨んでももう怖くないからね」



チッ




中学入りたての時は俺がちょっと睨んだだけでビクビクしてやがったのに




美桜と俺は幼なじみで家が近くて親同士も仲が良かったからか、小さい頃からよく遊んでた。


中学1年の夏ぐらいからずっと美桜の事が好きで、昨日俺が告白して付き合ったばっかりだった。














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