公園のベンチで、お弁当を広げていると

いつのまにか、みんなでおかずを出し合ってバイキング形式になっていた。


みんなのお弁当、美味しそう!
アタシのもお母さんが朝早くから作ってくれたからおいしいと思う!


みんなでおかずを取り合ってると、片付ける頃には

おかずの評価会が始まっていた。



「未希のハンバーグめっちゃう美味しかった!」
「うん!俺も未希のハンバーグ最高だった。あれなら、毎日ハンバーグでもいいぞ!」

大貴に褒めてもらえた未希は、照れながら恥ずかしそうに
「アタシも、大貴の串カツ好きだったよ!」

「でも、あれは冷食だけど・・・w。」
「大貴がくれたものなら何でもおいしいよ」

えっ・・・
今、美希さりげなくアピールした???

未希と、目が合って笑った。
でも、大貴は気付いてないみたいで

「俺には、冷食でも美味くする力があるんだぁ~。」

1人で、嬉しがっていた。


そんな大貴を見て未希は、残念そうに思うわけでもなく、むしろ幸せそうだった。

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