アタシはというと・・・・・・


さっきから、拓也のことが気になっている。
公園に着くまでは、なんとも思ってなかったのに・・・
ただの友達だった。。。
アタシ、拓也のことが好き???


でも拓也は真美の好きな人!
1回頭をなでられたくらいで・・・

それに、真美に協力するって言っちゃったし。。。
あたしの思い込み!と、


自分に言い聞かせるように、このよくわからない気持ちを胸の奥にしまうことにした。



【でも人っていうのは、1回気付いた自分の気持には、
背中を向けることができないもの――。】



お弁当を片付け終わり、公園を出ようとすると
突然雨が降ってきた――

真美は「化粧が崩れるぅ~」と慌てている。

大貴もあせって、「今日、天気予報で降るって言ってなかったのに・・・。傘持ってきてねぇし」

祐介が「傘持ってきてる人~???」と聞くと、

持ってきてたのは、祐介・真美・拓也の3人だった。





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