階段を下りて行くと、ちょうど未希と大貴が仲良く上がってきていた。

「おはよぉ~。」
「メグ、おすっ!」

アタシが大貴と喋っていると、未希は真美と先に教室に向かって行った。


「俺ら、付き合うことになったんだ!」
「真美から聞いたよぉ~!よかったね。おめでとう!」
「ありがとな。」
「どっちから告ったの?」
「未希から!最初は迷ったけど、嬉しくて・・・」

今の大貴は、すっごく幸せそう。
アタシの心の中は、ポカポカ暖かく春の陽気のようになった。

2人を心から祝福できるなんて、とっても嬉しい!
< 19 / 26 >

この作品をシェア

pagetop