兎は俺のモノⅡ
横にいた啓がハンカチで涙を拭いてくれた。

泣いてるときそっと背中をさすってくれた。

啓…ありがと。

そのあとアタシの投げたブーケを

亜衣ちゃんと優貴が取りに来ていた。

ブーケは…優貴が取った。

亜衣ちゃんは悔しがっていて

最後まで楽しかった。

首にかかっていたリングも

左の薬指に。

キラッと光る

ルビーとサファイア。

そして兎藍と啓の笑顔。

「啓…幸せになろうね。」

「あったりまえだ。

もぉ離さねぇからな。」

「離れないからね。」

そぉ言って教会の木陰げキスをした。










      “兎は俺のモノ”




















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